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在宅看取りガイドライン

厚生労働省は人々が最後まで住みなれた地域で療養できるよう、在宅医療を推進しています。しかし、全国でも最低レベルの医師数になやむ佐渡では、希望される患者さんのご自宅まで訪問できる医師を残念ながら確保できません。また、救急要請で出動した救急隊員は消防法の縛りで心肺蘇生せざるを得ず、それを望まないご家族との葛藤もありました。

そのような現状において、佐渡でできる在宅看取りを真剣に考えるため、訪問看護師をはじめとした看護師、救急隊員、医師らによる「在宅看取り検討会」が発足し、熟議を重ねてこのガイドラインが作成されました。

最も大切なのは、ご本人の意思です。その意思を言葉にして、きちんと書面にのこしておくことです。ある年齢になったら後悔しないようみんながそれを準備しておくとよいでしょう。それをサポートするために、私ども医療者がていねいな説明で「事前意思決定支援」をさせていただきます。どんなことであれ、納得ゆくまで相談しながら決めてゆく過程を「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」とも呼びます。もちろん、ご本人やご家族の考えが変わるたび、何度修正してもかまいません。そして、最新版の「意思表明書」がみんなで共有されることになります。一番大事なのは亡くなるときではなく、最終段階に至るまでみんなで気持ちや考えを語り合うプロセスです。

その「事前意思表明書」をこのホームページからダウンロードできるよう準備させていただきました。大切なのは、ご本人がご自分で意思を決められなくなったときに代行してもらう「代理意思決定者」を決めておくことです。今でも貯金の暗証番号を伝えられるくらい信頼できる人と考えてみるとよいでしょう。分かりやすい場所に保管し、いざというとき、救急隊員や担当医に提示できるようにしておいてください。

さらに、人生の最終段階、旅立ちが訪れた時におこりうることを安心して見守り続けられるよう、ご家族のための「やすらかなみとりのために」を準備しました。看取り経験がなければ想像もできないことでしょう。大切な人が旅立つときの自然な変化についてご理解いただけたらありがたいです。少しでも分からない部分があればどんなことであれ、十分に納得されるまで何度でもお尋ねください。そのやりとりになにより意味があります。

大切なのは死に方ではなく、そこに至るまでの密度の濃い生き方です。

在宅看取りガイドライン

在宅看取りガイドライン (※PDF 859KB)

事前意思表明書

事前意思表明書 (※PDF 615KB)

やすらかなみとりのために

やすらかなみとりのために(ご家族説明用) (※PDF 308KB)