2018年8月6日

研修医ブログ(佐々木 先生)

こんにちは、研修医1年目の佐々木です。

夏ですね〜

image1(佐々木先生ブログ)

東医体・西医体が終わったところで研修病院のことが気になり始めた貴方も、研修病院を探しているけどなかなか働きたい病院が決まらずモヤモヤしている貴方も、当ブログを訪ねて下さり有難うございます。

佐渡は山と海が美しい季節真っ盛りです。

首都圏に生まれ、首都圏の大学を出た僕の初めての島暮らしが始まって4ヵ月が経ちました。

医師として出来るようになったこともあれば、出来ないことも山ほどありますが、素晴らしい指導医と病院職員の方々に支えられ、楽しく充実した研修生活を続けています。

このブログを見ていて、島での研修生活って面白そうだけど、辺鄙な離島で研修って、本当に大丈夫なの??と懐疑的になっている人も多いのではないでしょうか。

ということで、今回は佐渡の研修の何がいいのか、率直に書いていこうと思います。

なんだよ、悪いところは書かないのかよ、とページを閉じそうになった貴方!まずは、よいところを知ったうえで、自分の疑問を整理してみてください。

そして、見学に来て疑問をぶつけてみてください。来てくれた学生さんには、研修医に気兼ねなく疑問をぶつけてもらえる場をちゃんと設けています。

前置きが長くなりましたが、個人的に推したいポイントを7個に絞って書かせてもらいます。

どんな患者さんも来院される。

Commonな疾患がたくさん。Commonな疾患の非典型的な発症もあれば、Commonな疾患との鑑別を要するrare diseaseが紛れていることも。

(2年前の研修医の先生の記事(http://sadosogo-hp.jp/archives/1760/)も参考になると思います。自分の抱いている印象とあまり変わらないです)

島で唯一の高次医療機関である反面、一次医療機関の性格も兼ね備える佐渡病院だからこそ、ゼロから診断し治療する過程を学ばせてもらえます。

救急医療から看取りまで、高齢化社会における医療ニーズを実感できる。

佐渡の高齢化率は40%…2040年頃の日本の人口構成に近い数値です。島で唯一の総合病院で働くことで、その頃の日本にどんな医療ニーズがあるのか、少しずつ実感できています。

もちろん、高齢化が進む佐渡といえど、命の誕生とその成長を見届けることもできます。(佐渡病院は、島で唯一の分娩可能な医療機関です)

救急医療、一般内科外来が身近

研修医が日頃から関われるので、緊張感持って勉強を続けられます。自分が外来で1st touchした患者さんを退院まで診させて頂くことも可能です。

でも、忙しすぎない。

先生方が陰ながら研修医の健康に気遣ってくれるのも、その理由の1つです。健康に2年間の研修を修了することは、長い医師人生のスタートにおいて実は大切ではないでしょうか(どこかの大学の救急医学の教授も、最近そんな話をしていました)。

一方で、自己研鑽を積みたい人は、思いのままに、様々な形で自己研鑽に励めます。そういう研修医も多数います。

診療科どうしの垣根が低い

病院の規模がほどよく小さく、良い意味でこじんまりとしています。でも、大概の診療科は揃っています(離島で医療を完結させる必要があるので)。

また、研修医は様々な診療科の先生のもとで当直するので、自分がローテートしてない診療科の先生との接点も作りやすく、相談しやすいです。

環境がよい。自然豊か。病棟からの景色にも癒される。飯がうまい。

過去のブログに沢山書いてあるので省略。

聖路加、慈恵、東大などの病院から2年目研修医が毎月交替で地域研修にくる。

→離島で研修しているのに、ガラパゴス状態にならずに済みます。他院の研修医と仕事のノウハウを共有したり、優秀な先生に診療の悩みを相談したり。

いろんな先生が来るので楽しいです。

以上、個人的に推したいポイントを7つに絞って挙げてみました。挙げ足りない点もありますし、説明不足な点も多々あるかと思いますが、長すぎるのも良くないのでこの辺で。

少しでも興味をもったら、ぜひ見学に来てみてください。

長期休暇シーズンなら新潟県から旅費補助がしっかり出ますし、それ以外の時期も、佐渡への渡航費は補助してもらえます。

(https://www.ishinavi-niigata.jp/support/doctor-consortium/hospital-visit/)

最後までお読み頂き有難うございました。佐渡でお待ちしてます!