循環器内科についてご紹介いたします。

循環器内科の紹介

高齢社会の到来と食事の欧米化により、心臓病(動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、心房細動などの不整脈疾患、心不全など)が増加しています。心血管死亡は癌に次ぐ日本人死因の二番目であり、今後も増加すると考えられています。これらの病気に対して検査や治療を行うのが循環器内科です。

対象疾患と紹介

  • 心不全
    →心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが生じ、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。心臓のポンプとしての働きが低下し、全身が必要とするだけの循環量を保てなくなることがその病態です。原因は様々で虚血や弁膜症、不整脈、心筋症などがあります。
  • 不整脈疾患
    →通常は1分間に50〜100回、一定のリズムで規則正しく心臓は鼓動します。これが乱れた状態です。全ての不整脈が治療の対象となるわけではありませんが、極端に遅い(徐脈)、何秒もとまる、逆に非常に早くなる(頻脈)場合は失神を起こしたり、突然死を引き起こすことがあります。また、高齢者に多い心房細動は、特に慢性の場合は自覚症状には乏しいですが、放置した場合、高率に脳梗塞や心不全を発症することが知られており、治療が必要となることがあります
  • 虚血性心疾患
    →心臓の筋肉(心筋)に栄養を送る動脈(冠動脈)に動脈硬化が起き狭窄したり、閉塞してしまう病気です。心筋に虚血が起きると胸痛や胸が押される感じが生じます(狭心症)。いきなり閉塞した場合は急性心筋梗塞となり、心筋に大きなダメージが生じ、心不全となったり、死亡することがあります。
  • 末梢血管障害
    →下肢を栄養する血管がつまったり、狭窄を起こすと、歩行時等に脹脛がはって歩けなくなったり、足が冷たくなったり、指先に壊死が生じることがあります(閉塞性動脈硬化症)。
  • 深部静脈血栓症
    →足の静脈内に血栓が生じ、そのために下肢がむくんだり、その血栓が肺の血管に流れて詰まってしまい、呼吸苦や血圧低下を引き起こしたりする病気です
  • その他
    →高血圧や脂質異常(コレステロール)は自覚症状はありませんが、放置すると動脈硬化を引き起こします。適切な値にコントロールすることが必要です

検査と治療

当科の検査内容としてはそれぞれの疾患に応じて、心電図、胸部X線検査、心臓超音波検査、トレッドミル運動負荷試験、24時間心電図、心臓CT、心臓カテーテル検査などの専門的検査を行っています。

治療に関しては冠動脈形成術(ステント留置術)や末梢血管インターベーション、ペースメーカー植込術を行っています。また、高血圧や脂質異常症の治療を行うことで動脈硬化の進展をなるべく抑制するように生活指導も行っています。

診療実績(2021年)

  • 入院数 ・・・
    • 心不全入院患者数:178名
    • 急性心筋梗塞患者数:23名
    • 急性大動脈解離患者数:7名
  • 年間手術件数 ・・・
    • 経皮的冠動脈形成術 :年間46件
    • ペースメーカー植込術 :年間38件(交換術含む)
    • 冠動脈造影術 : 年間152件
    • 下肢動脈形成術:年間7件

このような症状がある方はご相談にきてください。

  • 動悸、息切れ
  • 呼吸困難感
  • 胸部圧迫感やしめつけ感(特に労作時や早朝時に出現するなど)
  • むくみ
  • 足の冷感、歩行時の足の張りや痛み
  • めまい、ふらつき、失神

また、症状がなくても健診などでメタボリック症候群、脂質異常症、高血圧症、心電図異常、心房細動などを指摘された方は一度ご相談ください。

診療日

医師紹介

医師 役職 認定資格など
鈴木 啓介 副院長 日本内科学会認定総合内科専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
冨田 幸治 医長 日本内科学会
日本循環器学会
加藤 淳 医師