耳鼻咽喉科についてご紹介いたします。

科の特徴

耳鼻咽喉科では耳・鼻・口・のど・首の疾患、症状について診断と治療を行っております。具体的な例を挙げますと、耳は「中耳炎」「難聴」、鼻は「アレルギー性鼻炎」「副鼻腔炎」「鼻出血」、口は「扁桃炎」「味覚障害」、のどは「咽喉頭炎(のどの炎症)」「嗄声」、首は「頸部リンパ節炎」などが治療の対象になります。その他に「めまい」「顔面神経麻痺」「睡眠時無呼吸症候群」や、各部位の「腫瘍」も扱っております。
診療は基本的に1名の常勤医で行っておりますが、手術日には新潟大学病院から助勤医師が来院しています。耳、鼻、口、のど、首の疾患に対して手術治療も行います。また当院で対応が難しい疾患に関しては、新潟大学病院をはじめ新潟市内の総合病院へ紹介させていただいております。佐渡島内で唯一入院・手術治療が可能な耳鼻咽喉科として、迅速かつ適切な対応を心がけております。

対象疾患


  • →急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、外耳道炎、突発性難聴、めまい、顔面神経麻痺 など

  • →アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、嗅覚障害、鼻・副鼻腔腫瘍 など

  • →口内炎、舌炎、急性扁桃炎、習慣性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、味覚障害 など
  • のど
    →急性咽喉頭炎、咽喉頭異常感症、咽喉頭腫瘍、声帯ポリープ、睡眠時無呼吸症候群 など

  • →頸部リンパ節炎、リンパ節腫瘍、頸部膿瘍、唾液腺・甲状腺疾患 など

診療実績(2015 ~ 2021年度)

  • 外来患者数 ・・・ 約30~60人/日
  • 入院患者数 ・・・ 約1~10人
  • 年間手術件数 ・・・ 約30~70件(全身麻酔、局所麻酔含めて)

入院が必要となる主な疾患

  • 突発性難聴:ある日突然に難聴・耳鳴・めまいなどが出現する疾患です。程度のひどい人、基礎疾患の多い人は入院のうえ、安静・点滴治療が必要になります。
  • 顔面神経麻痺:顔の半分の動きが悪くなる病気です。程度のひどい人、基礎疾患の多い人は安静・点滴が必要です。
  • めまい症:症状のひどいめまいは安静のため入院となります。脳梗塞・脳出血、心臓疾患などが考えづらいものは当科入院となることが多いです。
  • 急性咽喉頭炎・扁桃炎:食事が食べられないほど症状がひどい時は入院となります。呼吸困難感が出現したりするものは窒息の危険性もあります。
  • 鼻出血:出血点がわかりづらく、出血を繰り返すときは安静のため入院となります。 など

手術の対象となる主な疾患

  • 滲出性中耳炎:鼓膜切開術、鼓膜チューブ留置術
  • 慢性中耳炎:鼓膜形成術
  • 難治性の鼻出血:鼻粘膜焼灼術
  • 鼻・副鼻腔疾患(腫瘍、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など):内視鏡下鼻副鼻腔手術
  • 口唇・口腔腫瘍:日帰り手術(局所麻酔)
  • 扁桃疾患(小児睡眠時無呼吸症候群、慢性扁桃炎):口蓋扁桃摘出術
  • 声帯ポリープ・喉頭腫瘍:直達喉頭鏡下手術
  • 気道の閉塞性疾患:気管切開術
  • 頭頸部腫瘍(唾液腺、甲状腺など):頭頚部腫瘍切除術
  • 悪性腫瘍の治療は、迅速診断や追加治療困難な理由で、他院にお願いすることがございます。

診療日

医師紹介

医師 役職 認定資格など
佐々木 崇暢 医長 日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医
身体障害者福祉法15条指定医
難病指定医
臨床研修指導医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本耳科学会
耳鼻咽喉科臨床学会