現場で働く看護師を紹介します。

認定看護師 外来勤務 羽生 伸さん

皮膚・排泄ケア認定看護師とは、主にストーマ(人工肛門や人工膀胱)や褥瘡を含む創傷、失禁ケアに携わる看護師です。病院内では、褥瘡委員会や褥瘡回診に参加し、褥瘡が早く治癒するように活動しています。ストーマケアでは、手術前からストーマのある生活について説明し、少しでもイメージできるよう努めています。また、退院後も周囲の皮膚トラブル、お腹に貼る袋の選択などストーマ管理に関わる全ての面で相談を受けています。

最近では、改めて失禁や頻尿など排泄に関するケアの必要性が見直されています。入院中の方を中心に排泄行動が自立できる支援などにも取り組んでいく予定です。

地域の方の褥瘡やストーマ、失禁等の困りごとを少しでも減らせるようお手伝いさせていただきます。

認定看護師 感染管理専従看護師 大嶋 裕子さん / 5 東病棟勤務 石見 聖士さん

感染管理認定看護師の役割は、疫学・微生物学・感染症学などの専門的知識を基に、施設に合った感染管理プログラムを構築し、患者様や医療従事者など病院に関わる全ての人を感染から守ることにあります。

現在当院では、感染管理認定看護師が2名在籍し、専従と兼任とに分かれて業務を行っています。専従は主に病院全体で組織横断的に活動し、兼任はより現場に近い位置で感染対策の問題解決に向け、各部署のリンクナースと共に活動しています。
主な活動としては、耐性菌などの検出状況、抗菌薬の使用状況調査といったASTラウンド、手術における感染の発生状況調査などのサーベイランス、ICTラウンドによる院内の感染防止対策の状況確認と指導、感染対策マニュアルの策定、見直し、研修会の企画・運営等など多岐に渡ります。

今後は院内における感染対策活動だけでなく、地域の他施設と連携を図り島内全体の感染対策向上に努めていきたいと考えています。

認定看護師 地域連携支援部 山本 鉄也さん

救急看護認定看護師の役割としては、救急医療現場における病態に応じた迅速な救命技術、トリアージの実施や災害急性期の医療ニーズに対するケア、危機的な精神状況にある患者・家族への支援などが求められています。

私は、前病院にて認定看護師となり15年が経ちます。認定看護師取得時は、AEDの普及が活発に行われており、院内外の人々を対象に様々な場所で救命処置研修を行いました。現在でもICLSなどの指導を務めています。

また、院内急変対応の質向上を図るためのシステム(MET)作りと運営、地域看護師の外傷対応能力を高めるためのJNTECコース開催を行いました。 他の活動では、幾つかの大規模災害にDMAT隊員として、病院支援や救護所運営に携わってきました。現在は、救急領域外の地域連携支援部に所属しています。看護の視野を広げる良い機会だと感じています。今までの経験を少しでも職員の方々に還元できればと思っています。

救急看護(エマルゴシニアインストラクター) 5階東病棟勤務 山川 博実さん

BLS(一次救命処置)、JPTEC(日本救急医学会公認の病院前外傷教育プログラム)、エマルゴ(机上シミュレーションを用いた災害訓練講習会)を用いた外傷・災害の机上シミュレーションのインストラクターをしています。島内外、県外も含めて各コースとも年間2回以上の直接指導を行っています。

エマルゴに関しては院内・院外を問わず訓練内容に応じた机上シミュレーションを企画することが出来ます。BLS学習会や外傷関連の学習会、災害の机上シミュレーションのご要望がありましたら、気軽にお声かけ下さい。

DMATチーム 4東病棟 鈴木 美恵子さん

佐渡総合病院は島内唯一災害拠点病院で、DMAT隊を有しています。私は厚生労働省の主催する「DMAT隊員養成研修」を修了し、産婦人科・小児科の混合病棟で勤務しながらDMAT隊員として活動をしています。

DMATは急性期の現場への派遣とイメージされている方が多いと思いますが、平常時は病院内の防災活動を行い、消防や市と連携した合同災害訓練や院内の災害研修など行っています。このような活動を通して、自分が研修で学んだことを院内に還元すること。職員全体が災害の知識を深め、突然起こる災害に対応できる力を身につけることを目標にしています。

当院のDMAT隊員は現在不足しています。やる気、興味のある方一緒にやりませんか。待っています!

NST専門療法士 4階東病棟勤務 内海 佳未さん

NSTとは栄養サポートチームの略で、医師、看護師、栄養士、薬剤師、言語聴覚士などの他職種のスタッフが、恊働で患者さんの栄養状態をチェックし、ケアを行うチームです。栄養状態を良好に保つことは、病気の予防や早期回復につながります。

NSTでは、食欲不振や体重減少の原因を調べたり、褥瘡や火傷を早く治すための適切な栄養管理をご紹介します。在宅で経管栄養を行っている方、お困りのことがありましたら何でもお気軽にご相談ください。

日本糖尿病療養指導士 内科系外来勤務 伊藤 香さん

外来では、糖尿病療養指導士(看護師)が糖尿病の治療をしている患者さんへ生活習慣、食生活、運動、薬物治療、合併症予防、フットケアなどについて指導・支援を行っております。

医師・看護師・栄養士・理学療法士・薬剤師・検査技師・メディカルソーシャルワーカーなどと連携し、患者さん一人ひとりが糖尿病とつきあいながら、健康的で充実した生活が送れるようサポートさせていただきます。糖尿病治療に関して不安な事や、相談などがありましたらお気軽にお声がけください。

先輩 / 新人ナースに聞いて見た!!インタビュー

2年目看護師の信田さん

病院や病棟の良い所を教えてください。

新人、一人ひとりに実地指導とプリセプターの先輩がついており、些細なことでも相談することができます。周りの先輩も新人を気にかけてくれ、看護技術や患者さんとの関り方など丁寧なアドバイスをしてくださいます。

新人研修や病棟での学習会なども充実しており、多くの学びの機会を通して知識を深めることができ、病棟での実践に繋がっています。

お仕事の様子

お仕事の様子を教えてください。

患者さんやご家族が、安心して退院を迎えられるように普段からコミュニケーションを大切にするようにしています。患者さんが、笑顔で退院していくのを見るとやりがいを感じています。

集合写真

学生の皆さんに、PRをお願いします。

新人看護師への教育体制が整っており、先輩方からのサポートを受けながら安心して働くことができます。また、新人研修に参加する事で、交流する機会となり悩みの共有をすることもできます。

是非、佐渡総合病院で、私たちと一緒に働きませんか!

助産師5年目の佐々木さん

お仕事の様子を教えてください。

佐渡総合病院は、島内唯一の分娩施設です。その病院の助産師として、妊娠期から出産、産後のケアではその人の生活背景を踏まえたケアを心がけています。

小児科も同じ病棟のため、妊娠期から出産、小児のケアを同じ病棟で経験することができ、佐渡病院で生まれた子供の成長を見ることもできます。

毎日忙しいですが、地域の保健師や助産師と協働して、佐渡の出産・子育ての支援に頑張っています。

病棟や病院の良い所を教えてください。

病棟は、産婦人科や小児科だけでなく、内科や耳鼻科などの混合病棟です。助産だけでなく小児や成人の看護と、多くの看護技術を経験することができます。また、経験を積む中で興味を持ち挑戦したいと思った時には、病院からのサポートもあり仕事をしながらキャリアアップをすることもできます。

集合写真

写真中央が佐々木さんです。

学生の皆さんに、当院のPRをお願いします。

大変なこともありますが、様々な経験や学びができる環境です。学生さんだけでなく、UターンやIターンの方も、ぜひ一緒に働きませんか。お待ちしています!

2022年入職の仲川さん

新人ナース

当院に就職を決めた理由を教えてください。

地元が佐渡であることもあり、生まれ育った地域に貢献したいと思ったからです。

看護学校の実習病院であり、実習で目標となる先輩看護師がいたことも理由の一つです。

お仕事の様子

お仕事の様子を教えてください。

ようやく、病棟に慣れてきました。少しずつ、看護技術を経験しています。自立して看護技術などができるようになるまで、先輩看護師から丁寧なサポートがあります。困った時には、先輩が相談に乗ってくれるので、安心して仕事に取り組めています。

患者さんから感謝の言葉をいただくと、患者さんの役に立つことが出来ていることが実感できて、仕事へのモチベーションにつながっています。