佐渡地域医療連携ネットワークシステム「さどひまわりネット」

佐渡は医師数・医療機関数が全国平均を大きく下回る一方 高齢化率も全国有数であり、医療・介護を取り巻く環境は危機的状況です。こうした中、島内の病院・医科診療所・歯科診療所・調剤薬局・介護福祉関連施設を結び、医療・介護をみんなで支えようとする仕組み「佐渡地域医療連携ネットワークシステム」(さどひまわりネット)が平成25年4月に稼働しました。医療機関で出されている薬、行われている検査を互いに参照することで併用してはいけない薬のチェックや検査の重複を防ぐことが可能となっただけでなく、診療所や介護施設、病院などが必要な情報を元に協力しながら業務に携わることができます。更に要介護者が医療を受ける、また医療を受けた後に元の生活に戻る道程を支援しています。

この佐渡地域医療連携ネットワークが有効に機能するには,各施設の参加に加えて島民のみなさんの同意が必要です。同意は受付、各診療科で手続きできますので、積極的なご協力をお願いいたします。

佐渡総合病院 院長 佐藤賢治(佐渡地域医療連携推進協議会)

地域医療番組

佐渡市は、高齢化が進む中、慢性的な医療介護従事者の不足や通院困難者など様々な課題を抱えています。

離島というハンデを抱えた佐渡において従事者不足の解決に特効薬はなく、高齢化に伴う患者の増加などが医療介護従事者のハードワークに繋がり、問題をさらに深刻にしています。

このことを解決するため、佐渡市では同意が得られた島民の患者情報を医療機関や介護施設で共有するシステム「さどひまわりネット」が構築されました。 これは、協力しながら医療や介護を安全かつ効率的に提供する体制を支援するものです。

佐渡の医療の現状と「さどひまわりネット」構築の取組みを医療機関などの協力のもと制作した番組をご覧になれます。

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