2019年7月18日

研修医ブログ(石井 先生)

どうもどうも!みなさんこんにちは!1年次研修医の石井 良です!

学生さんたちは今頃、研修先をどうやって決めようか、と悩まれている時期かと思います。かく言う自分はと言うと、学生時代にマンガ「Dr.コトー診療所」を読んで、「なんかカッコいいな…。オレもなりたい!」という単純な理由で当院を研修先に選びました(笑)。

そんな子どもじみた理由で佐渡に赴任してから早3ヶ月が経ちましたが、「佐渡総合病院を研修先に選んで良かった、自分の選択に間違いはなかったな」と思いを強くする日々を過ごしています。

日本海に沈む夕日@相川当院の魅力はたくさんありますが、離島という特殊な環境である事を踏まえて二点ほどお話しさせていただきますと…。

まずは「逃げ場のない救急医療」が挙げられます。島内唯一の高次医療機関にして最後の砦として、夜間救急では島中から患者さんがいらっしゃいます。一診療科として救急科を持たない当院では、研修医とて貴重な戦力として診療に携わります。救急車
はもちろん、ウォークインもファーストタ
ッチし、原則研修医が初期対応、場合によっては治療などの判断を行います。自分の手に負えないような症例でも、院内当直の上級医師が一人おり、さらには当院在籍の全医師が徒歩10分圏内に住んでいるので、気軽に相談することができます。個人的には、まだまだ               ※日本海に沈む夕陽@相川
な事も多いですが、夜間当直を通してかなり度胸が鍛
えられているのを実感しております。

二つ目の魅力は上記に関連することですが、「診療結果が全て跳ね返ってくる」と言うことです。都会では救急を受診して帰宅後急変した場合、他院に搬送されるケースがあるそうですが、佐渡ではそうはいきません。当院では、そのような場合は当院へ搬送されるため、自分の行った診療の「その後」が分かります。診察しっ放しではなく、最後まで「人を診る」とはどう言う事なのか、日々考えさせられます。

と、まぁ簡単に二点ほどお話をしましたが、ここまで読んでいただいて「大変なんだな」という印象を持たれた方、きっと多いのではないかと思います。しかし過去の先輩のブログにもあるように、当院では指導医の先生方が常日頃、研修医の健康に配慮してくださいます。ローテしている診療科によって忙しさは異なりますが、それでも寝不足でフラフラな状態で働くなんてことはまず無いです!休日も時折、先生方が登山や素潜りなどのアクティビティを企画してくださり、佐渡の自然を満喫できます!!

まだまだ当院の魅力や佐渡島の魅力は語り尽くせないですが、それは次の後藤先生や神保先生にお任せするとしましょう…笑

ブログを読んで当院に興味を持たれた方!ぜひ一度見学に来てください!「Dr.コトー診療所」以上にリアルな離島医療を垣間見る事ができるはずですよ!

お待ちしてます!

ではまた。                                   1年次研修医 石井 良