耳鼻咽喉科についてご紹介いたします。

科の特徴

科の特徴

耳鼻咽喉科では耳・鼻・口・のど・首の疾患、症状について診断と治療を行って おります。具体的には、耳は「中耳炎」「難聴」、鼻は「アレルギー性鼻炎」「副鼻腔炎」 「鼻出血」、口は「扁桃炎」「味覚障害」、のどは「咽喉頭炎(のどの炎症)」「嗄声」 「摂食嚥下障害」などが治療の対象になります。その他に「めまい」「顔面神経麻痺」「睡眠時無呼吸症候群」や、各部位の「腫瘍」も耳鼻咽喉科の担当となります。
診療は常勤医1名で行っており、毎週火曜日に手術治療も行なっています。当院で対応が難しい疾患に関しては、新潟大学医歯学総合病院をはじめ、新潟市内の総合病院へ紹介させていただくことがあります。佐渡島内で唯一の入院・手術治療が可能な耳鼻咽喉科として、迅速かつ適切な診療を心がけています。

対象疾患


  • →急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、外耳道炎、突発性難聴、めまい、顔面神経麻痺 など

  • →アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、嗅覚障害、鼻副鼻腔腫瘍 など

  • →口内炎、舌炎、味覚障害 など
  • のど
    →急性咽喉頭炎、急性扁桃炎、声帯ポリープ、摂食嚥下障害 など

  • →頸部リンパ節炎、唾液腺炎、頸部腫瘍、甲状腺腫瘍 など

診療実績(令和5年度)

  • 外来患者数 ・・・ 約40~80人/日
  • 入院患者数 ・・・ 約1~6人
  • 年間手術件数 ・・・ 約20件(全身麻酔、局所麻酔含めて)

入院が必要となる主な疾患

  • 突発性難聴:ある日突然に難聴・耳鳴・めまいなどが出現する疾患です。程度のひどい人、基礎疾患の多い人は入院のうえ、安静・点滴治療が必要になります。
  • 顔面神経麻痺:顔の半分の動きが悪くなる病気です。程度のひどい人、基礎疾患の多い人は安静・点滴が必要です。
  • めまい症:症状のひどいめまいは安静のため入院となります。脳梗塞・脳出血、心臓疾患などが考えづらいものは当科入院となることが多いです。
  • 急性咽喉頭炎・扁桃炎:食事が食べられないほど症状がひどい時は入院となります。呼吸困難感が出現したりするものは窒息の危険性もあります。
  • 全身麻酔下での手術が必要な疾患

手術の対象となる主な疾患

  • 滲出性中耳炎:鼓膜切開術、鼓膜チューブ留置術
  • 慢性中耳炎:鼓膜形成術
  • 難治性の鼻出血:鼻粘膜焼灼術
  • 鼻・副鼻腔疾患(腫瘍、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など):内視鏡下鼻副鼻腔手術
  • 扁桃疾患(小児睡眠時無呼吸症候群、慢性扁桃炎):口蓋扁桃摘出術
  • 声帯ポリープ・喉頭腫瘍:直達喉頭鏡下手術
  • 気道の閉塞性疾患:気管切開術
  • 頭頸部腫瘍(唾液腺、甲状腺など):頭頸部腫瘍摘出術
  • 悪性腫瘍の治療や、高難度の手術は他院にお願いすることがございます。

診療日

摂食・嚥下外来の開設

令和6年度、歯科と言語聴覚士との診療連携による  摂食・嚥下外来を開設しました。食べる能力が弱くなっ た患者さんの摂食・嚥下機能を、内視鏡やX線検査 などを用いて適切に判断し、リハビリなどによるサポー トを行なうことで、食べる能力の維持や誤嚥性肺炎の 予防に取り組んでいきます。 摂食嚥下障害・質問シートをチェックし、あなた自身 やご家族の摂食嚥下障害状態を自己診断していただき、 気になる点があれば耳鼻咽喉科または歯科でご相談ください。

医師紹介

医師 役職 認定資格など
佐々木 崇暢 医長 日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医
身体障害者福祉法15条指定医
難病指定医
臨床研修指導医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本鼻科学会
耳鼻咽喉科臨床学会