皮膚科についてご紹介いたします。

科の特徴

当科では当院の基本理念「私たちは、島民の皆様とともにあり、医療を通じて、生き甲斐ある人生作りに役立ちたいと思います」に基づいた診療を心がけています。小さいお子様からご高齢の方まで、皮膚の問題をかかえている方はなんでもお気軽にご相談ください。

最新の医療を取り入れた皮膚科診療を通し、可能な限り島内で医療が完結できるよう日々努力をしています。また患者さんおよびそのご家族の希望を尊重して診療しています。ご希望に応じて責任を持って新潟大学病院、県立がんセンター、新潟市民病院等へご紹介致します。

対象疾患と紹介

皮膚疾患全般について診療を行っています。

  • アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)、虫刺症(虫刺され)
  • 伝染性膿痂疹(とびひ)
  • 蕁麻疹
  • 痤瘡(にきび)
  • 薬疹(薬の副作用による皮疹)
  • 単純疱疹(ヘルペス)、帯状疱疹、伝染性軟属腫(水イボ)などウイルス感染症
  • 爪・足白癬(水虫)
  • 皮膚腫瘍(ほくろ、いぼ、他)
  • 脱毛症(男性型脱毛、円形脱毛症)
  • 薬疹、中毒疹:ある日突然に皮膚に赤い斑点や水ぶくれができる病気です。薬やウイルスなど様々な原因で起こります。程度のひどいものは入院のうえ、安静・点滴が必要になります。
  • 熱傷:いわゆる”やけど”です。程度のひどいものは入院のうえ、安静・点滴が必要になります。
  • 帯状疱疹の重症例:症状のひどい帯状疱疹は安静のため入院となります。安静、抗ウイルス薬の点滴と痛みの治療が必要になります。
  • 蜂窩織炎、壊死性筋膜炎等の細菌感染症:動物咬傷など様々な原因で”ばい菌”が増殖するために皮膚に痛みや赤みができます。程度のひどいものは入院のうえ、安静・点滴、場合によっては外科的処置が必要なため入院となります。
  • アトピー性皮膚炎等の重症例:外来治療がうまく行かない皮膚疾患の患者さんは、適切な治療法の指導を含め入院加療が必要となる場合があります。
  • 皮膚のできもの:皮膚の良性および悪性腫瘍:切除後に皮弁作成または植皮術
  • 皮膚の傷:皮膚潰瘍、褥瘡
  • 深いやけど:三度熱傷:植皮術
  • 傷によるつっぱり:皮膚の瘢痕拘縮 など
  • その他、様々な病気の診断確定のため皮膚の一部を切り取る検査:皮膚生検も随時行っています。
  • 悪性腫瘍の手術は、病変の大きさや深さに応じて2回に分けて手術(2期的手術)を行うこともあります。

診療実績(平成22年度)

  • 年間外来患者数 ・・・ 約11000人
  • 年間入院患者数 ・・・ 約800人

その他

毎週水曜日は皮膚科の手術日です。患者さんの病気に応じて新潟大学病院等から専門の先生に応援をお願いする場合や新潟大学病院等に手術をお願いする場合もございます。

  • その他、様々な病気の診断確定のため皮膚の一部を切り取る検査:皮膚生検も随時行っています。
  • 悪性腫瘍の手術は、病変の大きさや深さに応じて2回に分けて手術(2期的手術)を行うこともあります。

主に皮膚腫瘍に対し手術を行っております。当科では良性と悪性の区別がつきにくい”できもの”に対してダーモスコープを用いた画像診断を行っております。以前は、切除して組織診断をしなければならない”できもの”、”しみ”、”ほくろ”もダーモスコープを用いることにより切る事なく高い精度の診断が可能になりました。

”できもの”、”しみ”、”ほくろ”は良性の腫瘍でも放っておくと大きくなったり、炎症を起こしたり面倒なことになることもあります。また「痛くもかゆくもないから放っておいた」ということをよく聞きますが、皮膚の腫瘍は悪性・良性にかかわらず痛みなどないことが多いので注意が必要です。気になるものがあれば早めにご相談ください。ダーモスコープによる検討後に、手術が必要かどうかについてご説明させて頂きます。小さいものについては外来手術で、少し大きなもの・術後の安静が必要なものについては短期間の入院もお勧めしております。急ぎのものに対しては緊急で手術をさせていただくこともあります。

  • 薬剤について

現在使用している薬剤、または使用していた薬剤があればお持ちください(お薬手帳があればお薬手帳をお持ちください)。現在の症状が薬の副作用であると疑った場合には、どのような薬剤をいつからどのように使用していたか、などが重要になってきます。また外科的な処置(手術など)を行う場合に、出血しやすい薬を使用している患者さんにはそれなりの対処が必要です。また薬の相互作用などから、現在使用中の薬と併用可能かどうかの判断にも必要になる場合があります。

診療日

医師紹介

医師 役職 認定資格など
佐々木 嘉広 医長