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病院見学のススメ

初めまして、研修医一年目をしています、室岡和樹です!

今までのブログとか読んでいただいたら分かるように、僕の研修医同期はとても個性豊かな人たちが多くて、正直僕のキャラはみんなの中に埋もれてしまっています(笑)でも、日々笑い絶えない研修医や優しくご指導いただける先生方に囲まれて、充実した研修生活を過ごせています。この場を借りて日々の感謝を述べます、いつもありがとうございます。

 

さて、今回は病院選びに悩んでいる学生向けの内容にしようかと思います。7/17(日)に東京ビッグサイトで行われたレジナビに佐渡総合病院の代表として、次世代の研修医を確保するために出張してきました。そこで学生からよく聞かれたこと、僕が特に伝えたい病院選びのポイントを書いていこうと思います。

 

①救急車台数は年間何台ですか?十分な量を診ることはできますか?

→学生がよく気にするポイントの一つですね。一般に、救急車は3000台を超えたら頑張っている方だと言われているそうです。佐渡病院では昨年は約2300台でした、佐渡の人口や土地柄を考えたらかなり頑張っていると言えます。

ここで、学生へ一言伝えたいのが、救急車台数にだけ捕らわれて欲しくない、ということ。病院によっては研修医には救急車対応だけをさせるという所もあるそうですが、ウォークインで来られた一見軽症に思われる患者の中には、10人に1人の割合で重症が紛れていると言われています。これは研修医の身につけなくてはいけない技能の一つだと僕は考えています。是非、重症が診れるなら軽症も診れるなんていう考えの病院に行って、使い勝手のいい労働力の歯車の一部にされないで欲しいです。

 

②疾患の偏りはありますか?

→愚問です、6万人の健康を支えているのだからcommon diseaseから稀な症例まで全て診ます。もちろん、専門的な治療が必要になったら大学病院などに紹介しますが、一度は佐渡病院を経由します。阿部のブログを読んでいただければ分かりますが、研修医が診なくてはいけない症例は全て経験できますし、先生方も熱心に教えてくださります。ここには研修医を育てる環境が十分に整っています。

 

③病院見学って何を見ればいいのですか?

→この質問をする学生に、僕が決まって勧めるのは「研修医を見ろ!!」ってことです。なぜなら、そこで働いている研修医が先輩になり、そして数年後の自分の辿る道だからです。例えば、救急車対応でただただ棒立ちしている研修医を見て、上級医の後ろにロールプレイングゲームのようにくっついているだけの研修医を見て、そうなりたいと思えますか?日々疲れた顔をして気だるそうに業務に従事している研修医を見て、そこで一緒に働きたいと思えますか?上記の例は極論ですが、研修医の姿を見て一緒に働きたい、こうなりたいと思えなかったら、そこの病院は切っていいと思います。

 

これだけ長々と書いてきて、他にも病院選びのポイントってまだ幾つかあるけれど、正直ある一定の教育水準を満たしていれば有名病院も無名の市中病院も研修施設としては大差なくなると思っています、これは色々な病院を見学してたどり着いた僕の結論です。それなら、あとは如何に自分のテンションの上がる病院を選ぶかだけです。仕事の息抜きにサーフィンをするために、良い道でロードバイクに乗るために、村上春樹にインスパイアされて、彼女を追っかけて新潟まで来た、マッチングに登録し忘れた、島の温かみに触れたい、魚料理を堪能したい...理由は人それぞれでいいと思います。自分が活き活きと業務に従事できてないのに、患者へ良い医療を提供できるとは僕には思えません。是非、自分のテンションが上がる病院を探してみてください。

 

さぁ、ネットなんて閉じて病院見学に来てください!パンフレットとにらめっこしていても答えなんか出ませんよ、僕らの活き活きとした研修生活を一度覗きに来てください!そして、是非僕らと一緒に働きましょう!

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